まおゆう

この文章を小説と言うのは正直抵抗があるのですが。
気がつくと
魔王「この我のものとなれ、勇者よ」勇者「断る!」
が書籍化されてたので買ってみました。
・・・うん、表紙絵とかは問題ないんだ。
でも、あの登場人物紹介の絵は無いだろう、と。
何このチャラい勇者。
何この地味すぎる町娘みたいな女騎士。
何より・・・解説とかであちこちのページに描かれている魔王。
ケバ過ぎ。
元々はただのテキストですから、イメージなんて人それぞれだとは思いますけど。
原作を読んだ人間でこのイラストに納得できるのがどれくらいいるのか。
こう言ってはなんですが、どうしてもっとマトモなイラストレーターを使わなかったのかと思わずにはいられません。
金銭的な問題もあるでしょうけど。
ぶっちゃけ、ネットで魔王&勇者のイラストでも公募して、ファン投票ででも選べばもっと良い絵描きさんが見つかったんではないかと。
んで、書籍版のまおゆう。
まだ序盤だったんで、ネットのを読み直してました(笑
・・・うん、やっぱり面白い。
ぶっちゃけ、経済だのなんだのの小難しい話は全部飛ばしてますけど。
○○商人が出てくるようなシーンは無意識のうちに飛ばす勢いですけど(笑
それでも凄い文量で、面白い。
私、市販の200P程度の小説なら1時間程度で読み終える人間ですけど、そんな私が10時間も掛かるのですから^^;
まぁ、主役キャラである勇者、魔王、女騎士。
準主役(なのかな?)であるメイド姉、女魔法使い、青年商人。
それ以外の軍人師弟、貴族師弟、商人師弟、その他にまで見せ場を作っているのですから、長くなるのも当然といえば当然ですけどね^^;
つーか、殆ど台詞のみの形態でここまでの量なのですから、小説の形態を取ったならどれほどの量になるのか。
おそらくは3倍じゃ清まないでしょうね^^;
まぁ、そんなことはどうでも良いとして。
ホント、良くもまぁ各キャラに見せ場を作ったものだと感心します^^;
特に軍人師弟と竜の姫さん。
(ちなみに登場人物紹介の竜の姫さん絵も妙に性格の悪いザマスオバサンっぽくて気に入らなかったり。つーか気に入る、納得(妥協)できるキャラなんて2〜3キャラしかいないけど)
竜の姫さんに至っては・・・終盤には居なくなっていても違和感無い位置付けのキャラですからね^^;
クリルタイの再召集だって、別に魔王の指示で行った事にしても良かったわけですし。
まぁ、その辺は作者さんのこだわりだったのかもしれませんけどね。
や、そういうキャラに関するこだわり、私は好きなんですけど(笑
もう既に文章の書き方すら忘れてしまった(マテ)私も、SS書いてた頃には「どうすればキャラを魅力的に描けるか」って事に拘ってましたし。
拘っても、満足に描けませんでしたけどね(笑
そんなわけで、やるゲームが無くなった(8月はしばらくスルーの方向で(笑))ので、まおゆうを再読して週末を過ごした綾辻でした。