ボクの手の中の楽園 コンプリ

クリス→ルーツィエとクリアしました。
ネタバレがあるか分かりませんが、念のために改行。








































































































このゲーム、先にルーツィエとクリスの話をクリアした方が良いです。
ぶっちゃけ、テア&エリノアに比べると格段に落ちます。
・・・いや、先にこっちをやってたら、テア&エリノアルートはやらずに終えてたかも^^;
テア&エリノアルートでは戻った主人公の記憶も、クリス&ルーツィエルートでは戻らず。
クリスルートに至っては・・・多分これ、時間が無くて手を抜いたんだと思います。
クリスの父親が死の間際に言った言葉。
「あの娘は最高傑作だ」
えちシーン直後に出てきた、クリスの母親が死んだ際の思わせぶりなシーン。
本来ならこの後にクリスの話・・・発作を起こす理由とかを絡め、ラスボスとの話が続くはずじゃ無かったんですかね?
まぁ、絶対にそうだったとは言い切れませんけど。
でも、シナリオが遅れ(もしくは期間が足りず)無理やり発売日に間に合わせたのは確実かと。
だって・・・テキストの見直しをせず、声を当てる作業に入ってしまってますからね(笑
薔薇騎士団の団長であるテアと、鉄騎士団の団長であるディルク。
この二人は対等の立場ですから、テアがディルクを「ディルク様」と呼ぶのはおかしいですからね(笑
あー、どういうことかと言いますと、テキストでは「ディルク殿」になっているにもかかわらず、音声は「ディルク様」になってるんですよ^^;
だから
シナリオが間に合わない→無理やり話を削って収録に入る→収録後、ディルク"様"に気付く→テキストだけ'殿'に変更
だったんではないかと。
そんな感じ。
で、コンプリしての感想は・・・残念なゲーム、って所ですね^^;
設定と内容に関しては、私的にはかなり楽しめました。
ただ、粗が多すぎるのと物語の魅せ方があまり良くないと思いました^^;
粗が多すぎるってのは・・・昨日の日記にも書きましたけど、細かなところで矛盾が多すぎ。
狂人に付いての設定も、知能があるのか無いのか。
自らの意思で言葉が喋れるのか喋れないのか。
シーンによってあやふやになってしまっている。
主人公の過去についても変というか、描かれていない部分があるというか。
幼い頃、死者の町の地下で暮らしていた・・・実験体にされていた、という事は描かれてましたけど。
何故、そこから離れたかというのがさっぱり分からない。
実験していた領主が逃がすとは思えませんし。
だって、人体実験をしていた事がバレたら困りますし。
脱走したって可能性はありますけど、いつ、どうやって脱走したのかが分かりませんし。
それをスルーしたとしても、記憶を失って戻ってきた主人公を、領主が放置する理由がありませんし。
そんな感じで、突付けば幾らでも粗が出てきそうです(笑
で、魅せ方については・・・
何故、攻略順を固定しないのかと^^;
主人公の過去を完全には明かさない&ラスボスもチラッとだけ登場させ、謎を残すルートを攻略しないと次のルートに入れない、みたいな感じにして。
ちょっとずつ設定を出していって、最後にTrueルートみたいな感じにすれば良いのに^^;
そんな風に感じてしまいました。
このライターさんの話、嫌いじゃ無いんですよね^^;
キャラに関しても、ヒロインはもとよりサブキャラ(主にシュテラとか(笑))も結構良い感じなんですよ。
でも・・・なーんか中途半端って言いますか、行き当たりばったりな感じがするんですよね^^;
昨日の日記では「中々にしっかりと設定されている」って書きましたけど、それすら疑わしく思えてしまうくらい^^;
もしかして、「主人公は敵を追って島に向かってその途中に船が転覆、記憶喪失になる」程度の設定でシナリオを書き始めたんじゃないかなぁ、って思えてしまうくらいに^^;
そんな感じです。
出来れば次回作は矛盾や粗が無いように設定を練ってから描き始めて欲しいものです^^;