からくりサーカス

私、うしとらは大好きでしたけどからくりサーカスはそんな好きでもなかったのですよ。
連載当時にサンデーで読んでたんですけど、色々な設定がありすぎて、過去に出た設定がどんな設定だったか忘れてしまっていたり。
まさるの話になったかと思ったら鳴海の話、かと思ったらまたまさるの話って感じでポンポン飛んでましたし。
んなわけで、連載終了後も単行本は買わずに放置してたんですけど。
ニコニコに、からくりサーカスのOPを自作してUpした人が居まして。
その人、その後にサンデーだかマガジンだかに読みきりで作品が載ったらしいのですけど。
・・・うしとらの人かガッシュの人のアシでもやってた人だったのかも?
まぁ、その動画を見て、からくりサーカスを読みたくなってしまいまして。
チマチマ古本屋で買って、とりあえず36巻まで読み終えたんですけど。
・・・一気に読むとかなり面白いw
例えば・・・36巻(?)で、「エレオノールを倒す必要は無い」と言うギイに対し、鳴海は「絶対に殺す」みたいな事を言うのですけど。
エレオノールはフランシーヌの生まれ変わりみたいなものだから、絶対に許さない、と。
連載当時はどちらかと言えば軽く流していたシーンなのですけど・・・
鳴海がそこまでフランシーヌを憎む理由、ゾナハ病に掛かった子供達に何もしてやれず、鳴海が自動人形を壊すためなら悪魔にでもなってやると誓ったシーンとか。
真夜中のサーカスに攻め込んで、仲間のしろがね達が死んでいくシーンを見た後ですと・・・
やっぱこの作者さんは凄いなぁと思いました^^;
つーか何故ファティマを殺したか(マテ
それはさておき。
からくり読んで改めて思ったのですけど。
この作者さん、キャラの表情を描くのが上手いですよねぇ・・・
それも、負の感情を抱いている時の表情が。
大抵のマンガですと、主人公とかってどんな時でも整った表情をしているんですよね。
怒っている時も、絶望している時。
格好良さを残す表情なんですよね。
私としては、そういうのって・・・どこか人形っぽくというか、薄っぺらく見えてしまうんですよね^^;
でも、この作者さんは・・・半端ねぇ(笑
一歩行き過ぎればバランスがおかしくなって子供の落書きみたくなってしまうくらい、顔のパーツを崩す(笑
その絵だけを見ると、善人だか悪人だか分からないくらい酷い顔になる(笑
でも、この人のマンガの面白さの何割かはその表情にあると思ってたり。
そんな感じ。
・・・明日の昼休みも古本屋巡って36巻以降も探さなくては・・・
結構古いマンガなので、普通の本屋には置いてないのですよねorz