月姫パロ?

HDDを整理してたら、かなーり昔に書いたSSのプロットとかがわんさかと(笑
んで、その中に月姫の冒頭、志貴がアルクを殺した後、再開するシーンを改造したものがあったり(笑
あれです、志貴が学校(?)の帰り(?)に、アルクに会うシーン。
信号の向こう、ガードレールの上に歩くが座ってて、志貴を見てニッコリ笑うシーン。
その辺の。
多分、未発表(日記で書いたことはあるかも)なので、たまにはエロゲネタ以外を、って事で乗せてみる(笑




「−−−−−な」


そこにいたのは、彼女だった。


肩口までの金の髪に白い服。
細く長い眉と赤い瞳。
たった一度しか見てはいなけれど、俺がその姿を見間違えるはずがない。


「−−−−−−−」


けど、そんな筈はないんだ。
だって彼女は、昨日俺の手によって、バラバラに殺されたんだから。
その証拠に・・・・・本来なら右腕が生えているはずの場所に左足が生えてて、左足が生えてるはずの場所に左腕が生えてて・・・とにかくスゴイ事になってるんだ!!
どうして、どうしてアレが、あんなところで、現実として存在してるんだろう?
って言うか、あんなものが存在してて良いのだろうか?


信号が青にかわる。
まわりの生徒たちは向こう側へと歩いていく。
その中で、自分だけが立ち止まったまま呆然としていた。


って言うか、誰かあのおもろ可笑しい生き物に気付いてくれ。


そんな、心の中であげた俺のツッコミを余所に、彼女はガードレールに腰かけて、足をぶらぶらとゆらしている。
って言うか片方は足の位置にある腕。
まるで何か、誰かを待っているような様子。
もしかして、自分の体がスゴイ事になってるって気付いていないのだろうか?
どれくらい待っているのかは見当もつかないけれど、彼女の表情に険しいものはない。


ーーー誰を待っているのだろう。


まるで恋人と待ち合わせしているふうに、彼女はそわそわして落ち着いていない。
時折、腕時計を確認し・・・って言うか足時計?とにかく確認しては、落ち着きなく辺りを見まわす。


ーーーイヤな、予感がする。
それもとびっきり嫌な予感が。


「あーーーーー」


白い女がこっちを見た。
見ないで欲しい。
なんか、目を合わせたら・・・食われそう。
いや、多分そんなのはただの偶然。
そうでなければ、この瞬間こそ悪い夢だ。
って言うか、あのわけの分からない生き物の存在自体が完全に悪夢だ。


だって、彼女はこの手で、完膚なきまでに殺したはずなんだからーーー


けれど、女はこっちを見て笑っていた。
『やっと来たわね』と自分を殺した相手を見付けて、心の底から満足そうにーーー
女は親しげに足をあげて笑みをむけると、ガードレールから腰をあげた。
そして・・・・・あれだけバランスが悪いのだから当然と言えば当然だが・・・・着地に失敗し、コケた。
おもいっきり、顔面から地面に倒れる。


「−−−−−−−」
「−−−−−−−」


なんだか、とっても気まずい沈黙が流れる。
辺りは喧騒に包まれているはずなんだけど・・・何故か、凄く静まり返ってる気がする。
俺もどんなリアクションをとって良いのか分からないし、それは白い女も同じらしい。
だがそれも一瞬で、彼女は顔を上げ、こちらを見てニコリと笑った後・・・立ち上がろうとしてバランスを崩してまたコケた。


「−−−−−−−」
「−−−−−−−」


再び沈黙。
そして、また顔を上げ鼻血を流しながらニコリと笑った後・・・やっぱり立ちあがるのに失敗してコケる。
そんな事を数回繰り返して・・・・・
彼女は違う方法を考え出したらしい。


「−−−−−−−来る、な」


そんな呟きが、俺の口から洩れる。
だって彼女は・・・・・立ちあがるのを諦め、カサカサと地面を這いずりながらこっちに向かってきたのだから!
それもかなりのスピードで!!


・・・悪い、夢だ。
信号が赤になる。


「−−−−−来るな、よ」


彼女は気にした風もなく、車が行き交う道路を一直線に這って横断しようとして・・・・・


”グシャッ”


ダンプに潰された。


・・・・・


・・・・・・・


俺は全てを忘れる事にした。
きっと、悪い夢か何かを見ているんだ、と自分を納得させて。






・・・私って今も馬鹿ですけど、昔はもっと馬鹿だったのですね(笑
そして、約一名(笑)の方にしか分からない話を。
護衛、途中までやって大絶賛放置中です(笑
こんな娘(略)はテキストは楽しめてもストーリーはそれほどでもなく。
護衛はその楽しめたテキストも、こんな娘(略)ほどは楽しめなかったので、なんだかやる気がしなくなって^^;
ちなみに今は
プリンセスワルツ
をプレイ中。
ちなみに、同時にプリンセスウィッチィズもインストしてたり(笑