NHKテレビ小説

どんど晴れ(以下「るんだ♪」)、(見たくないですけど)見てます。
・・・まぁ、ヒロイン”だけ”に感情移入して、その他の登場人物の立場とか完全に無視して。
一般常識とかをかなり除外して見れば、もしかしたら面白いかもしれません。
ついでに話の流れを見るのではなく、その場その場のシーンだけ見るようにすれば。
まぁ、私はそういった見方が出来ないので、はっきり言って到底面白いとは思えないのですが。
とりあえず、電波・・じゃなくて「るんだ♪」の設定と現在までの話の流れ。


設定
ヒロイン:有名らしいケーキ屋の娘。パティシエらしい。
ヒロインの婚約者(?):老舗旅館の大女将の孫。実家を出て横浜でなんかやってる。
大女将:ボスキャラ。ヒロイン派。
女将:大女将の息子の嫁(?)。アンチヒロイン派。
コナン:女将の息子。旅館の経営が悪化してきているので改築しようとしてる。アンチヒロイン派。
ジジイ:茶器だか釜だかなんか作ってるジジイ。名人らしい。ヒロイン派。


とりあえず設定はそれだけ知ってればおけ。
で、流れ。


1.コナン(&女将)が旅館を改築しようとしているのが気に喰わなくて、大女将は孫(婚約者)に旅館に戻って後をついで欲しいという。

2.婚約者、女将の仕事は大変だからヒロインには無理、だから婚約を破棄しようとする。

3.ヒロイン、婚約者と結婚するために女将修行をすると言いだし、旅館で働き出す。

(なんか色々あったような気もするが、忘れた)

4.母子家庭の客が旅館に宿泊。母子で祭りに行くはずが、仕事の都合でいけなくなり子供は旅館でお留守番。

5.ヒロイン、旅館の人間はもちろん、母親にすら何も言わずに子供を祭りに連れ出す。

6.蕎麦アレルギー持ちの子供、蕎麦粉入りの饅頭(?)を食べて病院に運び込まれる。

7.母親、旅館に対して訴訟を起こす。

8.大女将が謹慎(?)、女将は仲居頭に降格、ヒロインの教育係だった仲居頭は首。

9.ヒロイン、挨拶もなしに横浜に逃げ帰る。

10.上記の子供の「ヒロインは良い人、ママンなんて嫌い」的な発言があったりなんかして、母親、訴訟を取り下げる。
(大女将、女将は共に復帰(?))

11.ヒロイン、おもてなしの心は素晴らしい、自分もそんな風な女将になりたいとか言って、旅館に戻る。
(この際、理由は良く分からんが婚約を破棄している)

12.旅館、コナンがジジイを怒らせてしまって茶会で使う茶器(?)を作ってもらえずに困っているとき、ヒロインが旅館に来る。

13.女将やコナンはヒロインを追い出そうとするが
ヒロイン「私が茶器(?)を貰ってくるから話を聞いてください」
とか言い出す。

14.ヒロイン、ジジイのところに押しかける。
ジジイ「けーれ!」
ヒロイン「帰りません!」
ヒロイン、工房の外に座り込みを始める。

15.ジジイ、結局ヒロインに茶器を渡す。

16.女将は反対なのだが、大女将がヒロインの復帰を認める。

17.大女将引退。ついでに8で首になった仲居頭も復帰 ← 今ここ


大筋を書けばそんな感じ。
で、色々とツッコミ。
大女将は、旅館は古くから続いている老舗だから改築したりするのに大反対、女将&コナンは改築派なので大女将と対立。
こんな感じで、大女将&ヒロインは正義、女将&コナンは嫌な奴らって感じで書かれているんですけど。
年々経営が悪化しているのは事実らしいので、私は女将&コナンの方が正しいと思うんですよね^^;
旅館が潰れようと何しようと、影響を受けるのが自分達だけならば何をしようと勝手ですが、実際には従業員の生活とかだってありますからね。
それに、「おもてなしの心」とやらを重視している内容らしいですが、旅館の見た目が変わろうとおもてなし、って事とは全くの無関係ですし。
次。


で、
3.
ヒロインは旅館で働き出して、そんなヒロインにコナンとかが嫌がらせみたいな態度取るんですけど。
=、コナンは嫌な奴って感じで。
でも、コナンからしてみればある意味当然の行動なんですよね。
自分の母親は旅館の女将で、自分も後を継ぐために違う旅館の娘を嫁に迎えて。
それなのに、旅館を捨てて横浜に行った従兄弟の婚約者が「私、女将になりたいんです!」とか言って押しかけてくるのですから。


5〜7
仕事仕事の母親で、母に構ってもらえない可哀想な息子。
その子を思いやって祭りに連れて行くヒロイン。
ヒロインの見ていない時に蕎麦粉入り饅頭を食べ、病院に運ばれる子供。
母親、激怒して旅館に対して訴訟を起こす。
母親=嫌な人間、として意図的に書かれているように思えました。
で、ヒロインは優しい娘って感じで。
まぁ、私としても、いくら母子家庭だからといって子供をほったらかしにするのはどうかと思いますけど。
母親、あちこちで講演(?)とかもして、生活もそれなりに裕福みたいですし。
でもね・・・だからといって、母親の取った行動が間違っているとも思えないのですよね。
蕎麦アレルギーだと旅館側に伝えていたにも関わらず、子供が蕎麦粉入り饅頭食べて死にかけたのですから。
「おもてなし」の旅館と聞いたからその旅館を選んだ、って宿泊当初に言っていた位なのですから。
そりゃ怒って当然でしょ。
ちなみに、可哀想って理由で子供を連れ出す従業員なんて論外。



11
大女将の孫との婚約を破棄=旅館とは関係のない人間。
なのに
「女将になりたい!」
・・・ここまで堂々と乗っ取り宣言されるといっそ清々しいですね。


14.
言いたいことは二つ。

コナン=旅館の従業員の不始末なのに、なんで逃げ出した(元)従業員をジジイのところに行かせたのか。
本当に茶器・・南部鉄器(?)が欲しいなら、大女将か女将がコナンを連れてジジイの所に行くのが礼儀じゃないのか。
そんなんでよく「おもてなしの心」とほざけるな、と小一時間ほど(略

ジジイ「けーれ!」
ヒロイン「帰りません!」
このやり取り。
なんでこのヒロイン、こんなに偉そうなの?
その後、工房の外に居座るけど、それだって相手に対する嫌がらせにしか思えません(笑


16
大女将一人のプッシュでヒロイン復帰。
この大女将、ボケ老人としか思えません(笑
旅館の評判を落とし、潰しかけた(訴訟でかなりの金額を要求された)うえに逃げ出したような人間、私なら絶対に雇いません。
そのうえ、可哀想って理由でお客の子供を勝手に連れ出すような人間ですよ?
そんな理由で勝手に連れ出すことが許されるなら。
「お、お嬢ちゃん可愛いね・・・アメちゃんあげるからこっちおいで」
って、子供を連れ出す変質者も許されることになってしまいますからね。


17
仲居頭、復帰。
それ以前に、いつの間にか大女将と女将は元の役職に戻ってましたけど。
降格(?)&首になった理由って、お客様に多大な迷惑をかけてしまったからって事だった筈なんですけど。
訴訟を取り下げられた途端(だったかは忘れた)元の役職に戻る大女将と女将に。
ほとぼりが冷めたら平然と再就職&元の役職に戻る仲居頭。
不祥事を起こした時だけ腰が低くなる役人と同じですね(笑




とまぁそんな感じで。
優しくて思いやりのあるヒロイン&それを擁護する人たち
VS
ヒロインを苛める嫌な奴ら
って構図で描かれている「るんだ♪」
私的には、
自分が従業員の一人だと言う事を理解せず好き勝手やっているヒロイン&それを意味も無く擁護する人たち
VS
ボケ大女将のわがままに振り回される可哀想な女将&コナン
にしか思えません(笑






以上、最近の朝の苦行、NHKテレビ小説鑑賞の感想でした。