天使の羽を踏まないで コンプリ

薬を飲むタイミングの「食間」って食事中のことだと思っていた綾辻です。
そんなわけで、天使の羽、コンプリしました。
評価を
ゴミ<駄作<凡作<普通<良作<名作<傑作
の6段階に分けるとすると、普通以上良作未満って感じでした。
あくまで私の感想ですけど・・・
主人公を含めたキャラは悪くなく、テキストも悪くない。
シナリオも大筋では悪くないって言うか好みで言えばむしろ良い感じだったんですけど。
独自の設定が結構あって、テンポ良く読むことが出来ませんでした^^;
ネタバレに付き、改行。
あ、ちなみに、私にとっての名作は「かにしのの本校ルート」。
傑作は「パルフェの里佳子(漢字違うかも)ルート」ですのでw
んで、改行。


































































このゲームの本編と言うべきグランドルート、確かに面白かったです。
他のルートが現在だけの話であったのと違い、現在がある理由のネタばらしあり、そこから更に進んだ話あり。
あと、先生を単なる悪人にしなかった点は私的に結構高ポイントです。
ただ上に書いたとおり独自の設定が結構あってテンポ良く進められなかった&納得できなかったのですよ^^;
神がμを望む理由。
世界を創造するだけの想像力が枯渇したから、新しい物語を求めてμを望むって言うのは理解出来るのですよ。
でも、罪を仕込んだ7人のうちの誰かがμになった場合、神はそのμの物語に夢中になって引きこもって出てこなくなるってのが納得できないのです。
だって、無限の時間を持つ神が一人の人間の想像する(?)物語だけで満足できるとは思えませんから。
それ以前に、μとなった人間の想像力とていつかは枯渇するでしょうから。
罪を仕込んだから神は夢中になって引きこもる、なんて書かれてましたけど、ぶっちゃけ全く納得できません。
仮にそこに納得できたとして、何故先生はそこまで断言できたのか、と。
今度はそんな疑問が出てきてしまうのですよね^^;
んで、その辺を無視したとしまして。
次に疑問に思ってしまうのは、神を殺せた理由と殺せなかった理由。
神は実体が無いから殺せないとか、『視る』がどうのと書かれてましたけど、理解出来ませんでした(笑
とまぁ、そんな感じで。
なんかイマイチ納得できない事が多くて、物語は悪くないのに乗り切れなかったグランドルートでした。
でも、満足か不満かといえば満足でした、間違いなく。