坂東真砂子氏の猫殺の件。

時事ネタって言うには少々風化気味なのですが、少し。
ぶっちゃけ、フザケンナと。
この人の理論では、避妊手術を受けさせるのも産まれた子猫を殺すのも同じって事になりますけど。
それについては一部、理解できる点もあります。
卵の時点で食べるのも鶏になってから食べるのも、命を奪うという事に変わりは無い。
産めなくする事は産まれる筈だった命を奪う事と同じ。
それについては私も同意見です。
でもね。
同じなら何故、避妊手術を受けさせないのか。
避妊手術を受けさせる親猫が可愛そうだから?
産んだ直後に子猫を奪われ殺されることに比べたらどちらがマシか。
僅かな時間でもこの世界を見せてあげたかったから?
親猫から引き離される不安と、死の直前の苦痛。
僅かな時間の生で帳消しにできるほど大切なものなのか?
私は猫じゃないんで、本当のところがどうだか分からないですけど。
何もできず、ただ殺される為だけに産まれるのなら、私なら産んで欲しくなんかない。
正直、何故この人が避妊ではなく殺すことを選んでいるのか、全く理解できません。
出産することが雌猫の生だから避妊はさせないとか言ってるらしいですけど。
それじゃ生まれた子猫の生はどうなるのか。
自分だってそんな事はしたくないけど、社会に対する責任として殺している、とか言ってるらしいですけど。
そんなこと産まれた子猫には関係ない。
この人には、昨今よく言われる言葉を送りたいです。
「育てられないのなら産むな、産ませるな」
育てられない人間にペットを飼う資格は無い。